
- 銘柄:三諸杉
- 土地:奈良県桜井市三輪
- 酒蔵:今西酒造
- 区分:純米吟醸酒
- 原料米:奈良県産山田錦
- 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)
- アルコール:15度
- 精米歩合:60%
- 価格:1,790円(720ml)3,410円(1.8L)
「三諸杉 純米吟醸」は、今西酒造の「三諸杉」のベースとなる一本。奈良県産の山田錦を使用。精米歩合は60%。米本来の旨味とフレッシュさ、豊かな含み香と綺麗な口当たりのキレのバランスが良く、穏やかな香りと米の旨みが広がる綺麗な味わい。

「綺麗さ」と「力強さ」を併せ持つ、今西酒造の矜持を映した純米吟醸である。

この酒は「純米吟醸」に分類される。「純米吟醸」とは、米、米こうじを原材料にし、精米歩合が60%以下。吟醸造り=低温で長期間かけてゆっくりと発酵させることで、リンゴやバナナのような華やかでフルーティーな「吟醸香」を持つ吟醸酒を造る製法で造ったもの。「純米吟醸酒」は、高精米により雑味が少なくなり、香りとのバランスが取れた、クリアで繊細な味わいの酒になる。

ボトルに貼られた墨書のラベルは、潔く、凛とした気配を放つ。飾り気はないが、その簡素さはかえって力強い。まるで古代から三輪山を守り続ける社の鳥居のように、揺るぎない存在感を示している。
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味わい

口に含めば、奈良県産山田錦の品格が立ち上がる。米のコクとまろやかさが厚みを与え、フレッシュな含み香がそれを軽やかに押し上げる。透明感のあるキレが喉を走り抜け、三輪の清澄な空気を胸いっぱいに吸い込んだかのような感覚を呼び覚ます。

「三諸杉 純米吟醸」は学級委員長のように誠実で、正道を歩む。真面目なだけではなく、フルーティーな華やぎの奥に、頑固一徹な骨格と、包み込むような柔らかさが同居している。哲学を持った一献であり、今西酒造のロールモデルと言える完成形である。
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相性の良い料理

- 冷奴:酒の切れが冴え、すっきりと味わえる
- 三輪そうめん:麺つゆのクセをやわらげ、爽やかに仕上げる
- 柿の葉寿司:酸と塩を清らかに整える
- 醤油豚骨ラーメン:濃厚さに寄り添い、妖艶な余韻を醸す
「三諸杉 純米吟醸」は、料理との相性も豊かだ。意外なところでラーメンとマッチングする。

冷奴や三輪そうめんとは互いの素直さを引き立て合う。冷奴は酒の切れが冴え、すっきりと味わえる。奈良県の特産である三輪そうめんは、麺つゆのクセをやわらげ、爽やかに仕上げる。

柿の葉寿司とは酸と塩を清らかに整える。

そして、濃厚な醤油豚骨ラーメンに寄り添えば、妖艶な余韻を醸し出す。場面ごとに異なる表情を見せるのも、この酒の懐の深さだ。
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原料米:奈良県産山田錦

山田錦(やまだにしき)は、「五百万石」「美山錦」と並び、「四大酒米」の一つ。
「酒米の王様」と称され、日本酒の原料となる最高級の酒米である。大正12年(1923年)に兵庫県で、母「山田穂」と父「短稈渡船」を交配して誕生した。粒が大きく光沢のある「心白(米の中心部)」を持ち、米の粒が大きく、磨く工程でも壊れにくい。丈が高く倒れやすく、いもち病にも弱いため、栽培には高度な技術と手間がかかる。雑味の少ない、エレガントで香り高くまろやかな酒を生み出すことに適している。
今西酒造が日本酒サミットで4年連続日本一に輝いた「みむろ杉 Dio Abita(ディオ アビータ)」も、山田錦を使用している。
日本酒サミットで1位に輝いた「ディオアビータ」
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酒蔵:今西酒造

奈良県桜井市三輪にある今西酒造は、万治三年(1660年)創業の酒蔵で、現在は十四代目の今西将之が蔵を率いている。日本最古の神社・大神神社の門前に位置し、酒の祖神を祀る活日神社や杉玉発祥の地としての歴史を背負う。蔵の理念は「清く、正しい、酒造り」であり、三輪山の伏流水「神宿る水」と米を大切に使い、蔵元自ら田んぼに立つ。

十四代目が継いだ当時、蔵は債務超過で荒れていたが、修行を重ね、米洗いの地道な作業を一万回以上繰り返し、酒質を高めていった。その結果、「三諸杉」「みむろ杉」は日本酒専門家や品評会で高く評価され、仙台日本酒サミットでは蔵部門・酒販店部門で4年連続1位を獲得している。山口智子、中田英寿、須藤元気などの著名人も酒蔵を訪ね、いまや全国的に注目を集める酒蔵であり、入手困難になりつつある。
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日本酒サミットで1位に輝いた「ディオアビータ」
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