大和ふるさと手帖〜奈良だより

故郷・大和(なら)のまほろばを紹介します。歴史、風土、寺院、遺跡、古墳。あすかびとを目指して。

2025-09-24から1日間の記事一覧

「三諸杉 純米吟醸」〜学級委員長のように誠実で、包容力を秘めた一献

銘柄:三諸杉 土地:奈良県桜井市三輪 酒蔵:今西酒造 区分:純米吟醸酒 原料米:奈良県産山田錦 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米) アルコール:15度 精米歩合:60% 価格:1,790円(720ml)3,410円(1.8L) 「三諸杉 純米吟醸」は、今西酒造の「三諸…

葛城一言主神社:一言で叶う祈り、千年を超えて、御所・いちごんさんの信仰

葛城一言主神社(かつらぎひとことぬしじんじゃ)は、奈良県御所市、葛城山の東麓に鎮まる。 境内はうっそうとした社叢に抱かれ、参道を進むと杉木立の間から光がこぼれ落ち、玉砂利に細やかな影を落とす。 正面の鳥居をくぐれば、空気は一段と澄みわたり、…

鴨都波神社〜大和・葛城の古社、川の合流地に鎮まる水と人をつなぐ社

鴨都波神社(かもつばじんじゃ)は、奈良県御所の町はずれ、葛城川と柳田川が寄り添う合流地に鎮まる。石の明神鳥居をくぐると、太い注連縄が陽を受けて揺れ、額に刻まれた社名が白く光る。背後には濃い社叢が立ちのぼり、杉と広葉の匂いが鼻をくすぐる。水…

柿の葉寿司の魅力と美味しさ〜奈良の知恵と美意識を包む

「柿の葉寿司(かきのはずし)」は、奈良県や和歌山県を中心に親しまれている伝統的な押し寿司。塩漬けにした魚(主にサバやサケなど)を一口大の酢飯の上にのせ、1つずつ柿の葉で丁寧に包んだもの。 かつて冷蔵技術がなかった時代に生まれた、保存性と風味…

御所恵比寿神社〜商人の町・御所まちを見守る、えべっさんの大きなご利益

奈良県御所市の中心部、昔ながらの商家や町家が残る中央通りの一角に、小さな石鳥居が立っている。そこをくぐると現れるのが御所恵比寿(ごせえびす)神社だ。 大きな社ではないが、古い石碑や木造の社殿に寄り添うように手入れされた木々があり、訪れる人を…

そば小舎〜葛城の山が立ち上る一杯、鴨神そばと御所の記憶

山裾を背にした白壁の建物に、大きく「鴨神そば」と染め抜かれた暖簾が揺れていた。金剛山の懐に抱かれるようにして建つ「そば小舎(ごや)」。その佇まいは、ただの蕎麦屋ではない。 高鴨神社に隣接し、「葛城の道歴史文化館」と一体となった、土地の記憶を…