大和ふるさと手帖〜奈良だより

故郷・大和(なら)のまほろばを紹介します。歴史、風土、寺院、遺跡、古墳。あすかびとを目指して。

2025-10-18から1日間の記事一覧

磯城瑞籬宮:日本最古の宮都、崇神天皇が築いた大和王権〜遥かなるヤマトの記憶

磯城瑞籬宮(しきのみずかきのみや)は奈良県桜井市金屋にあるヤマト王権の発祥の地。地元の人は愛着を込めて「しきのみやさん」と呼ぶ。 第10代・崇神天皇(すじんてんのう)が即位後に営んだ宮都とされ、「日本最古の宮都」であり、「大和王権の発祥の地」…

「三諸杉 木桶菩提酛」〜古代の醸し、三輪山の息吹を呑む

銘柄:三諸杉 土地:奈良県桜井市三輪 酒蔵:今西酒造 区分:非公開 原料米:非公開(奈良県産酒造好適米100%) 原材料:米(国産)、米こうじ(国産米) アルコール:13度 精米歩合:非公開 価格:2,750円(720ml) 「三諸杉 木桶菩提」は、奈良県桜井市三…

玉列神社〜桜井の山と椿、森が呼吸し、人が祈る

実家から1キロ。自転車10分。路地を抜けると、空気の密度が少し変わる。畦道の先、白い玉垣と杉の緑が視界をしぼめ、石段の上に小さな社殿が現れる。玉列神社(たまつらじんじゃ) 奈良県桜井市慈恩寺。三輪山の気配が、家並みの屋根を越えてそっと降りてく…

白山比咩神社〜言の葉のはじまり 、桜井に吹く万葉の風

奈良盆地の東、初瀬の山裾に、ひっそりと佇む社がある。白山比咩神社。読みは「はくさんひめじんじゃ」。古くは白山神社とも呼ばれ、桜井市黒崎の集落に息づいてきた土地の鎮守である。 初瀬街道を歩けば、家並みの間から石鳥居が顔を出す。石柱には「白山神…

藤原京〜風が設計した都、大和三山に抱かれた国づくりの祈り

藤原京は、飛鳥の終章と奈良の序章をつなぐ、最初の本格的な都市。奈良県橿原市と明日香村にかかる場所にあり、南北の「条」と東西の「坊」という道路で区画された、碁盤構造を持つ条坊(じょうぼう)都市である。 天武天皇の后である第41代・持統天皇が都造…

等彌神社〜まほろばの気が集う、大和の息が満ちる森

ふるさと奈良県桜井市といえば、日本最古の神社・大神神社が有名である。だが、「気(パワー)」の強さで日本一といえば、実は別の場所にある。 等彌神社。読みは「とみじんじゃ」。地名の「鳥見(とみ)」を、古い表記で「等彌」と写した名だ。鳥見山の西麓…